アイアン塗料でラフなテクスチャのアイアンの切り抜き文字看板を製作 | うな文

うな文 アイアンの看板

今回はうなぎ屋さんの店舗看板のご依頼です。いくつかのタイプで迷われていましたが、signboard 8 のタイプで製作させて頂きました。アイアン塗料 でラフなテクスチャが施されたアジのある看板ですが、レーザー加工での切り抜きはデータ作成のうえで いくつかの制約 があります。その制約を上手くクリアして作成・支給頂きましたので事例としてご紹介致します。

看板のタイプ

迷われていたのは signboard 5 (左)と signboard 8 (右)のタイプ。どちらも アイアン塗料 を使っているのでラフなテクスチャが感じられる看板です。

裏面の構造と取付について

お問合せの際に「裏面はどのような構造になっていますか?」とご質問があったので、こちらにも少し触れます。signboard 5 の方は、古材部分の背面に オニメナットを入れてボルトを立て ます。この状態で 壁に差込み接着剤で固定 します。壁の構造により ボルトの長さは調整可能 です。(下の画像)

ちなみに設置が室内、もしくは半室内の環境でしたら 建築用の接着剤 のみでも問題なかったというご報告もありましたので、施工業者様とご相談のうえ必要ない場合はお伝え頂ければ無しにする事も出来ます。

signboard 8 の方は、裏面に 溶接でΦ9mm程の丸棒が4本 立っているだけです。(ボルトにする事も可能)製作後にピッチをお伝え致しますので、signboard 5 と同じ様に壁に差込み接着剤で固定となります。

切り抜き看板の裏面構造

データ入稿の場合は作成時の注意事項があります

当サイトでは何度も触れていますが、レーザー切抜き加工におけるデータ作成はいくつかの制約と注意事項があります。設計事務所様やデザイン事務所様でデータをご入稿頂く場合は、ご留意頂けますと幸いです。※個人のお客様の場合、別途費用が発生しますがTetsu Moku で作成も可能

・かたちに抜くと落ちる部分には「はしご」が必要 ※抜け落ちても良い場合は不要
・文字や絵の一番細いところで3mm以上必要。※文字のはらい部分など収束している所はその限りではない
原寸サイズでのデータ作成・入稿
・データ形式は完全パスデータ (Adobe Illustratorで作成された拡張子が .ai のファイル形式)
※.jpg等の1枚の画像ではなく、線のデータになっているもの。テキストがある場合はアウトライン化が必須です。

以上を踏まえて作成頂いたのがこちら。300mm角の盤面に収める際に、少しロゴを太らせたり、「な」のあたりの文字デザインを工夫頂いのではないか思います。データもaiデータで完全パスデータになっていますね。

切り抜きに必要なパスデータ

完成

上のデータで鉄を切り抜き、アイアン塗料で仕上げ塗装をした出来上がりがこちらです。「な」の辺りも綺麗に抜けていますね。アイアン塗料のテクスチャも 刷毛の跡や塗料が飛び散った感じがいい具合になったかと思います。

というわけで、アイアン塗料の切り抜き文字看板はいかがでしたでしょうか。盤面は四角ではなく、丸くしたりお好きなかたちで製作する事も可能です。こんな感じの看板を探されている方は是非一度 contact よりお問合せ下さい。お待ちしております!
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