照明カバーとしても成立する切抜き文字のアイアン看板を製作 | 椿茶屋

こちらは長崎県五島市のデザイナー様からご依頼の看板兼照明カバー。通常このタイプは看板として製作させて頂いており、照明カバーとしてご使用頂くのは初めてのケースです。設置する際の金物を追加工をさせて頂きましたので、同じ様な使い方をされたい方の参考にご紹介させて頂きます。

椿茶屋とは?

椿茶屋とは長崎県五島市(福江島)の炉端焼きが特徴のお食事処なんだそうです。日本様式の建築に暖かみのある灯りが素敵です。

こちらが建築中という事で、「入口横の店名看板 兼 照明カバー」を探されていたところ 木の香の家の事例 を見て製作出来ないかお問い合わせ頂いたそうです。(写真は五島自動車観光ポータルサイト様より拝借)

抜き文字タイプ看板の注意点

このタイプの看板製作の際の注意点は、何度かご紹介してきましたが 原寸での文字の太さ が重要です。「うな文」の事例でもご紹介したように3mm以下の太さは抜くのが難しい事と、抜くと落ちてしまう部分「はしご」を掛けなければいけない事。他にも細かなポイントがありますが、あまりにも細かなデザイン(レース柄とか手書きの細い線など)には向かないという事です。
もしどうしてもこの加工で行きたい場合は、上手に太らせて頂く場合があります。デザイナー様や設計をされる方はご入稿頂く事が多いので、この点ご注意頂ければ幸いです。

デザイナー様に修正頂いたパスデータ

上の画像は、デザイナー様に注意点を意識しながら修正して頂いたものです。ギリギリ3mm位の所やハシゴの部分など上手に出来ています。

設置のための追加工

壁面に設置するための追加工部分はこちらから一度ご提案させて頂いたものを、デザイナーさんと設計士さんで現場に合わせて微調整して頂いたものになりました。照明のメンテナンス時に看板を外す必要があるとの事で、看板を上から引っ掛ける構造になっています。

側面図(水色が看板)

3Dにするとこの様な感じです。

引っ掛けるためのLアングルも左右最低限のものになった

照明カバーにもなる看板が完成

そして出来上がったのがこちら。

鉄の抜き文字看板

取付後のとっても素敵なお写真も頂きました。一度行ってみたくなります。

夕暮れに映える日本様式建築の椿茶屋

という訳で、とても素敵な建築に関わらせて頂きました。今回はデザイナーさん、設計士さんに受け側も考えて頂く事で、看板の構造が簡潔で必要最低限なものになりました。ひいてはコストダウンにも繋がりますので、とても良い事例となったと思います。
仕様を変えたりする事も出来ますので、気になった方は是非 contactお問い合わせフォーム よりご相談下さい。

照明カバーにもなるアイアン看板の仕様・詳細はこちら
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