今回はシンプルな独立文字タイプのアイアン切文字表札です。お問合せ時には、玄関の照明やポスト、インターホンがばらけた配置だったため表札のタイプや配置場所を迷われていました。そんな時、Tetsu Mokuでは上の様な画像をお作りしています。簡易的ですが頭だけでイメージするより具体的に検討頂けるので安心。以下ではどの様に決まっていったのかをご紹介します。ご参考になれば幸いです。
現況とご希望のヒアリング
ご注文を頂き、まずは現況をお伺いしてお写真をお送り頂きました。メジャーを当てて寸法を計って頂いたり、壁の素材も取付に影響するため調べて頂きました。ちなみに壁はモルタルにリシン吹付仕上げとの事。
この時点でのご希望イメージは以下の様なものでした。
・一文字が正方形に収まる形のフォント
・吊り文字タイプの表札
・柱の中心にある照明の下に設置
・横幅50cmくらい?
ただし吊り文字では、文字を支える部分の横線が「F」と「T」の文字と同化してしまいます。8文字なので大きさや収まりはどうなるのかという部分と併せて懸念をされていました。
表札のタイプの検討
そこで簡易的ではありますが、頂いた写真に合成して横幅50cm位の吊り文字タイプを付けた場合のイメージを作成。また全体的なバランスの視点から独立文字タイプも加えさせて頂きました。ポスト付近の方の独立文字は全体のバランスに合わせて少し小さくしています。
お好みにより分かれるかもしれませんが、独立文字タイプをご提案した理由は以下。
・今回のケースの場合、吊り文字タイプだと支え(縦ラインの要素)が邪魔をして全体的なバランスを崩してしまう
・独立文字タイプにすると配置場所の選択肢が増え、全体的なレイアウトの収まりをより良く出来る
ご覧頂いた結果、独立文字タイプの「d」か「e」でご検討される事に。ご依頼主様もご納得頂き、大きさなど微調整をしてでデザインが決定。配置場所は「d」となりました。
原寸サイズの印刷で最終確認
デザインが決まったら、A4で印刷すると原寸サイズで確認頂けるデータをお送りして製作前の最終確認をして頂きます。
取付用のあしは、赤丸の位置にΦ3mm×L30mmの丸棒が付きます。商品発送時には、壁への穴開け位置が分かる様に下の様な台紙も付属します。
完成
そして出来上がったのがこちら。
あしはこんな感じに付いています。
シンプルなアイアン切り文字表札、いかがでしたでしょうか。シンプルだからこそ、配置場所や大きさにこだわりたいところ。合成写真でつくる表札の簡易イメージはありそうでないので、この様なプロセスを踏んで納得して表札を作りたい方に是非おすすめです。お気軽にお問合せ下さい。(※簡易イメージはご注文・ご入金確認後に承っているサービスとなります。お見積り前の作成は行っておりません。)
シンプルな切り文字表札の詳細はこちら。