羊毛手紡ぎ作家さんのブランドロゴデザインを制作 | HOCOMOCO SHEEP

羊が羊毛を手紡ぎする様子をロゴマークに羊毛手紡ぎ作家 HOCOMOCO SHEEP 様よりご依頼頂きましたブランドのロゴデザインを制作させて頂きました。とても手間が掛かり作り手の想いが伝わるという羊毛の手紡ぎ。そんな手紡ぎに敬意を表して、私も手描きから始める事に。イラストレーターでブラッシュアップをしながら、「人の手の温もり」みたいなものを残しつつ、自分の中の「かわいい」も出来るだけ注いで制作してみました。中々かわいらしいロゴデザインになったと思うのでご紹介致します。

手描きをベースにして「人の手の温もり」を

今回はご依頼を受けた時から手描きをベースにしたロゴデザインにしたいと考えていました。そうする事で羊毛の手紡ぎの様に「人の手の温もり」がエッセンスとして残るのではと思ったからです。そしてモチーフはストレートに羊。

何故かというと、ひとつはどうやって羊毛を紡ぐのかがあまり知られていないから。紡ぐさまをそのままロゴマークにしたら一目でどうやってやるのかが分かりますよね。もうひとつは、作家さんを擬人化ならぬ、擬羊化?したかったから。スツールに座りながら、草原の上で楽しげに糸を紡ぐうちに自分も羊になってしまった、そしてそれ位、羊毛を紡ぐ事を愛して止まないという意味を込めたかったからです。もちろんそのさまが愛嬌があるという点もポイントでしたが、そんな事を考えながら描いたイメージスケッチがこれです。ロゴデザインの前の羊のイメージスケッチ実際に描いてみると脚や手が長かったりデッサン的になってしまって、あまりカワいらしくはなく。。どちらかというと羊おとこ?みたいになってしまいました。そこで、線を少なくしたり、脚をわざと短くして顔を愛らしく(左上)してみたりしています。そうこうして、出来上がっていったのが左上のもの。ちなみに羊が座っているスツールは、羊毛作家さんが手紡ぎの際に使うと言って、何年か前に購入して頂いた スツール だったりします。

イラストレーターでブラッシュアップしていく

上で描いたものをスキャンしてこんな風にイラストレーターでブラッシュアップしていきます。中々時間の掛かる作業です。
羊のロゴをブラッシュアップするプロセス目の位置を変えて顔を愛らしくしたり、羊のモコモコ感を線の太さや数で見比べてみたり。ミミに入れるラインはどの角度で何本がいいかとか、スピンドル(コマみたいなやつ)の線の太さはどれ位が形状を認識しやすいかとか色々です。そうこうして、落ち着いたのがこれ。
スツールに座る羊糸を紡ぐという伝統的な手法に合う様に木彫りのハンコの様な雰囲気も途中で追加しています。

ロゴタイプ(文字)のデザイン

ロゴタイプ(文字の部分)は、柔らかな線(糸)が様々なものをカタチ作るさまを表現してみました。「ホコっモコっ」っと楽しげでワクワクする印象を感じさせる様に。こんな感じで文字自体もいちから作ります。

HOCOMOCO SHEEP のロゴタイプ横長に組んだ場合と2段に組んだ場合もご提案。

ロゴタイプとロゴマークの組み方もご提案

媒体やシーンに合わせて使い分けられる様にロゴタイプとロゴマークの組み方も提案しました。組み方によって少し文字の太さを変えたりも。これで狭いスペースに入れたい時などにも対応出来ます。
羊のロゴマークとロゴタイプの組み方案

実際の使用イメージ

実際の使用イメージはこんな感じです。印刷色は黒よりゴールドっぽい色が雰囲気良しかと思います。羊のロゴが入ったショップカードショップカード
羊のロゴマークが付いた名刺名刺(個人情報部分は◻︎で割愛。)毛糸に巻く商品帯商品帯

というわけで、羊毛作家さんのロゴデザイン制作事例はいかがでしたでしょうか。HOCOMOCO SHEEP 様はこれから更に活動の幅を広げて行かれるとの事で、今月末から吉祥寺の ギャラリー永谷 で展示もされるそうです。お近くの方は是非暖かな展示に訪れてみてはいかがでしょうか。このロゴがフワフワ、モコモコの羊毛と共にどんな所へ旅立って行くか楽しみです。

ロゴデザイン、什器の制作どちらも承っています

Tetsu Moku ではこの様にロゴのデザインから名刺の制作、什器製作や紙媒体の制作までを一貫してご依頼頂く事が可能です。テイストが統一されて、ワンストップで製作するのでやり取りの時間も短縮出来るというメリットも。店舗開業等の際には是非お気軽にご相談下さい。