Tetsu Moku

鉄と木の家具 / デザイン制作

リビングテーブルのアイアン鉄脚 オーダー製作

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安城市のお客様からオーダー頂きました リビングテーブル用のアイアン鉄脚 を製作致しました。
座卓からリビングテーブルへの高さ変更と、イメージチェンジがご希望との事。
なかなか存在感のあるものとなりましたので、ご依頼から納品までの一部始終をご紹介致します!

Contents
  1. 座卓からリビングテーブルに!「脚の高さを変えてイスの生活にしたい!」
  2. サイズ、デザイン、価格、なかなか丁度いいものが見つからない…
  3. オーダーメイドという選択肢。好きなサイズ、デザイン、価格で鉄脚を作ってもらう!
  4. お見積りを兼ねたCGイメージのデザイン提案。
  5. パーツの切り出し。
  6. 溶接して組み立て。
  7. 仕上げの塗装方法の選定。
  8. 中板を取付けて完成!
  9. いよいよ納品!

1.  座卓からリビングテーブルに!「脚の高さを変えてイスの生活にしたい!」

今回ご依頼頂いたお客様の座卓はこの様な感じです。
オーダー製作に至った一番の理由に「座卓を普通のイスの高さに合うテーブルに変えたかったから」がありました。
座卓は一度座ってしまえばとても落ち着くものですが、立ったり座ったりの際に意外と体に負荷がかかるものです。
特におなか一杯食べた後なんかは、億劫に感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
ウォルナット無垢板の座卓このご夫婦も購入当初は満足していたものの、少しずつそういったフラストレーションが溜まる事に。。
必然的に「イスの生活に変えたい!」と思うようになっていました。

2.  サイズ、デザイン、価格…なかなか丁度いいものが見つからない…

ご夫婦が「この際オーダーで作ってもらっちゃおう!」となるまでには少し時間が掛かりました。

上の写真の様に天板はとても立派なウォルナットの無垢板です。(なんでも南北戦争の弾傷があるとか…)
天板は流用するとして、このどっしりした無垢板(6,70kg)を頑丈に支える脚はどんなものがいいのか?

初めに目に付いたのはSINGERのミシン脚等に見られるロートアイアンの鉄脚でした。お洒落だし鉄で強度も申し分ありません。
更には、もっと大振りなものをオリジナルで製作しているお店も発見しました。
ところが、後日お店で実物を見てみると思った以上に圧迫感が強く、デザインも数種類に限られるうえに、お値段も高かったそうです。

「脚だけ変えればいいじゃない」と探し始めたものの、サイズ、デザイン、価格、なかなか丁度いいものが見つからない現実がありました。

3.  オーダーメイドという選択肢。好きなサイズ、デザイン、価格で鉄脚を作ってもらう!

もう少しシンプルで、頑丈で、予算内で…
ご夫婦はしばらく悩みながら、もう少しつっこんでネット検索してみます。
・部屋の雰囲気に合うデザインをしてくれる
・1cm単位でサイズの希望が出せる
・予算内に収まる

色々なキーワードで探しますが、なかなかこれといった所が見つかりません。
しかしここで偶然、 Tetsu Moku のブログ記事に辿り着きます。
愛知県オーダー家具をやってて、鉄脚だけでも製作してくれそうな所。
「まさにここだ!この際オーダーで作ってもらっちゃおう!」となったそうです。

そういった経緯で、この立派なウォルナットの天板を支えるかっこいい鉄脚を Tetsu Mokuが製作させて頂く事となりました。

4.  お見積りを兼ねたCGイメージのデザイン提案。

早速、ご要望を伺ってデザイン提案をさせて頂きました。
Tetsu Mokuでは、HPに掲載の既存商品やデザインが決まっている場合は、サイズや仕上げ方法等を伺った時点で無料お見積りをさせて頂きます。
新規デザインの場合は、ざっくりとイメージをお聞きした上で1案¥15,000でデザイン提案+お見積りさせて頂きます。
この時、ラフスケッチではなく CGイメージでより具体的にご確認頂ける のがTetsu Mokuの一つの特徴です。(通常 2週間~3週間お時間を頂きます。)

今回は上の3案を提案させて頂きました。
シンプルなものがお好みですが、やはりロートアイアン風のイメージも捨てきれない様でしたので
実際にロートアイアンに使われるパーツを使いつつ、よりシンプルになる様にデザインしています。
肝心の仕上がり高さも70cmとし、普通のイスに合う一般的な高さに。
ご夫婦は「シンプルだけどモダンで中板があるから雑誌とかも置けていい!」とB案をお選び頂きました。

5.  パーツの切り出し。

デザイン決定後は、材料を切り出してパーツを揃えていきます。
今回はパーツ数が多いのでパーツ表も作成。
鉄脚 図面ハンマーパイプというパーツがデザインのポイントにもなっているのですが、輸入材なので届くまでに時間が掛かりました。
ようやく揃った部材を写真のバンドソーという機械で切っていきます。

6. 溶接して組立。

揃ったパーツを溶接して組み立てて行きます。溶接部分を研磨したりと意外と時間の掛かる作業です。

7. 仕上げの塗装方法の選定。

組立が完了すると仕上げの塗装方法を選定です。
当初のご希望はこの様なものでした。
・黒のツヤなしで鋳物のような質感
・サビを防いでくれる
・少し位モノが当たっても塗装が剥げない塗膜の強度

機能的な面を満たそうとすると「粉体焼付け塗装」等があります。質感を満たそうとすると「溶剤塗装」です。
ただどちらもとても高額なものになってしまうのでおすすめしておりません。
事情をご説明し代替案として、「アイアン塗料」か」「電着塗装」をご提案致しました。
ご夫婦は機能的に塗膜が強い「電着塗装」を選択されました。
質感は七分つやといったところですが、一般家庭では申し分ない質の塗装です。

電着塗装は設備がないのでTetsu Mokuでは出来ません。割高にはなりますが、今回は外注となりました。
そして下の写真は、塗装日数日あったので待機しているところ。電着塗装のために鉄の酸化皮膜である黒皮を研磨除去してあります。
なんだかこの状態でも結構かっこいいですね。

塗装屋さんから途中段階の写真を送って貰いました。電気を通しながら塗料を吹き付けるので吊るしてある状態です。
こうして無事に塗装も完了です。

8. 中板を取付けて完成!

無事に塗装が完了して、鉄脚が届きました。中板を取付けて最終チェックです。
こうして見ると色と大きさのせいもあってか迫力があります。気に入って頂けるか楽しみです。

9. いよいよ納品!

ここまでで約3ヶ月程お待ち頂きましたが、やっと納品させて頂く事ができました。
こうして設置してみると、家族が団欒し易そうなとても暖かい空間になっていませんか?
ご夫婦にもとても喜んで頂き今後の生活スタイルの変化にお話も弾んでいたようです。

ジャズを聴きながらコーヒーを愉しむ。なんていうのも良さそうなリビング。
自分もウォルナットの天板が欲しくなってしまいました。。

この後、「是非、ご自分で作った鉄脚のテーブルで一服いかがですか?」と
美味しいコーヒーとケーキまでご馳走になり、至福の時を味わわせて頂きました。
K様、この度は誠にありがとうございました!

いかがでしたでしょうか。今回はK様の事例をご紹介しましたが、もし、同じ様な事をお考えの方は是非一度 Tetsu Moku にご相談下さい。
現在ご使用されているテーブルも脚を変えるだけでガラっと雰囲気が変わり、生活スタイルや気分も向上する事がありますよ。お待ちしております!